眞鍋幸宏社会保険労務士事務所

怖いのは税務署だけではありません。

ここで一つ、例をあげておきます。
昨今、年金問題が騒がれておりましたが、年金給付額も景気低迷等により少なくなっておりますので、保険料徴収の徹底のため、事業所への適用調査を増え、調査により、本来、社会保険加入しなければならない従業員を加入していなかったので２年間さかのぼって社会保険料を徴収されたという声も多く聞かれます。

ちなみに社会保険というのは簡単に略して述べますと“２か月以上勤務する方でフルタイマーの４分の３以上勤務される従業員は加入”（週４０時間が所定労働時間の事業所は週３０時間以上が加入）となります。
これは実績での加入判断となりますので、労働契約で１か月週２０時間平均の契約でも、実際、残業が多くて１か月週平均３７時間となり翌月も１か月週平均３４時間となってしまった場合は社会保険加入をしなければならないという結果になります。
したがいまして、パート・アルバイトの時間管理を徹底される等の社会保険加入対策が必要かと思われます。